料理するおっさん その8 腹が減っては戦が出来ぬ

おは&お久しぶりです
なんとか生きてます
今日はお米、です
「煎り米」……軍用のみならず、携行糧秣として数百年ぐらい前には一般的だったようですが
流石に昨今、日常的に食べている人はたぶんいないと思います
でも割と美味しいんですよ、これ

P1000074.jpg

※作るのにはフライパンを使いますが、テフロン加工のフライパンは絶対に使わないで下さい
 モノが痛んで「くっつく」フライパンになってしまいます
 また、普通のフライパンも恐らく痛みます

普通は画像のように油を使ったりしているので油ぬきをしないといけません
フライパンでお湯を沸かして捨てる+クレンザーなどで洗うを2度ほどくりかえすと準備完了です
また、終わった後にはきちんと油引きしてをくことをお勧めします
「焙烙(ほうろく)」があればいいのですが、うちの家はもちろん、普通のご家庭にはないと思いますので今回のお話には出てきません

まずはお米の準備です
本来なら蒸しあげるのですが、めどいので茹でます

お米を研いでから1時間ほど水につけておきます
これを鍋に移し、大量の水を入れて5~10分ほど茹でます(新米は短く、古米ほど長く)
まだ芯のある状態ですが、また後で火を入れるので問題ありません
茹でたらザルにとり、冷水で洗ってぬめりを取ります
ぬめりを取ったらきっちりと水切りしておきます

ここからは「煎る」のですが、火から離れられなくなるのでトイレには行っておきましょう
また、粗熱を取るための新聞紙や調味料(酒、醤油)も用意しておきましょう

まず、火のついてない状態でフライパンにお米をだばぁします
火は中火で、カレースプーンがあると混ぜるのが楽です
火をつけたら、常にかき混ぜているようにします
しばらくするとくっついてくるので、かき混ぜながらお米がパラパラになるように塊を砕いていきます
更に混ぜていると米がバラバラになりますので、一部だけを焦がさないように全体を混ぜ続けます
全体に白っぽくなって軽くうす茶色の焦げ目がつてきたら、米1合に対してカレースプーンで2杯分のお酒を振りかけます
そうすると、じゅわっと音がしてまたくっつきますので先ほどと同じように混ぜながらパラパラに崩します
再び崩れたら火を止めて、熱いうちに同じように米1合にカレースプーン1杯分のお醤油をかけて手早く混ぜて崩します

P1000061.jpg

醤油が乾いたら広げた新聞紙にだばぁ
ウチワか畳んだ新聞紙で仰いで熱を取りましょう
火傷に気を付けて!

P1000060.jpg

完成~♪
お番茶と漬け物があると嬉しいです

昔は小袋に入れてビニールで密閉して登山の時の行動食にしていたりもしました
今は、ご飯ものと言うよりおやつ感覚で食べたりしてます

No title

虹裏のスレで見かけたような・・・
あられみたいで美味しそうだな
作るのはめどいけど一度食べてみたい

No title

作成途中でオカユに変貌してしまった…

No title

おはようございます
まだまだ残暑厳しいですねえ

>あられみたいで美味しそうだな
玄米茶に入れる焙煎した玄米を超かたくしたような食感で、味は素朴なおせんべいと言った感じです
玄米茶の玄米(言いにくい…)は蒸して完全に火を通したものを天日で3~4日乾燥させてから煎るので、手間はかかりますが今回紹介したものよりも食べやすいです
また、干飯は普通に炊いた米を洗ってぬめりをとってから取って乾燥させたもので、ちょっと高いですが登山用のアルファ米が非常に近いです
干すのが面倒なんで、いつも上記の方法で作っていますのよー

>作成途中でオカユに変貌してしまった…
おおー、お疲れさまです
……ゆでる時間が長かったのかしら?
そのままでももちろん食べられますが、本来はお湯で煮て食べるものですから正解です
お米というのは麦ほどではないにしろ、火を通すのに割と時間(と火力)が必要なもので、戦場での薪拾いや煮炊きの手間を少なくする干飯・煎り米は当時としては画期的な携行食だったようです

……今度は味噌玉にも挑戦してみようかな

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