ハルケギニア茨道霧中 挿話その一&その二

主人公が動かないなら周囲を動かそうと
半ば書き上げた本編を一度鋳潰して挿話二本に仕立てました
前々から話に出したかったあの人の元まで藁の束が届いてほっとしています

挿話その一「夜会それぞれ」
挿話その二「王権の行方」
目次

挿話その一「夜会それぞれ」(軽量版)
挿話その二「王権の行方」(軽量版)
目次(軽量版)

(20111105追記)
ファイルを更新しているにも関わらず、反映がされません
リンクが少しおかしくなっているままかも…
しばらく時間をおいて様子を見てみます

(20111106)
どうやら今は問題なし
やれやれです

No title

更新お疲れ様です。
エレオノールは原作と異なりトリステイン王国南部の有力伯爵家へ嫁に行くことになりましたか。
エレオノールも、相手のフィリップも互いを愛している様ですから貴族としては珍しい相思相愛の夫婦になれそうです。
それもこれも、リシャールというラ・ヴァリエール公爵家を継ぐに足りる能力と血統を持つ次女の夫が居るからでしょうね。
しかも、セルフィーユ伯爵とはいえ実際の所、ラ・ヴァリーエル公爵家傘下の一門諸侯扱いですし。
リュッシモンの暗躍も有りますが、最悪の場合はセルフィーユ領に引き籠ってしまうのが一番かもしれませんね。
領土にこもった諸侯を罪に陥れるのは著しく困難ですし、ラ・ヴァリエール一門ともなれば呼び出したりする前に公爵を通さないといけませんから公爵が守ってくれますし、最悪の場合は烈風の復活かな。

それにしてもアルビオン王国は相当辛い状況ですね。
ロイヤル・ソヴリンが原作以上に拙い形でレコンキスタの手に渡ってしまいました。護衛の艦隊共々で。
このまま、アルビオン王政府が敗北してしまった場合、トリステイン王国空海軍も原作と異なりそれなりに強化されていそうですが、それでもきついです。

そういえば、都市の防衛方法で市壁以外には大規模な要塞を幾つか都市の周囲と都市を守る際の要衝に建設しそれらを連携させて守る方法が有りますね。
後、それらに加えて政治関連施設のみを市壁で囲い要塞化する形で。
これだと、都市の拡張を阻害すること無く防衛ラインを構築できます。
但し、金と時間もかかりますし、空からの襲撃が有り得るハルケギニア世界では空中から浸透突破される恐れが有りますので都市壁より防御力が低い可能性が高いです。

それでは次回の更新もお待ちしております。
寒暖の差が近頃激しいのでお体にお気を付けください。

No title

アンドバリの指輪はカトレアの病を見破ったアーシャがいるから意外に早く発覚するかも。
原作にはないアルビオン王国の陸上部隊一個連隊やリシャールの購入によって更新・補修が進められた、王立空海軍がどういう活躍を見せるか期待してます。

No title

更新お疲れ様です。

そして、更新ありがとうございます。

なにやら、黒い陰謀が蠢いており、主人公の今後について緊張しながら心配しておりますが、エレオノールお嬢様についても、やはりハラハラとしながら、「ご無事なご成婚を!」と、ご祈念申しあげております(笑)

いつも楽しいお話ありがとうございます!!
Thanks Again!!

No title

エレオノール女史を御贔屓にしていらっしゃるようで。

是非とも結婚していただきたい。
原作で放置されてるカトレアとエレオノールを持ち上げて欲しいところ。

ゲルマニアに隣接するヴァリエールにほど近い睨みを聴かせるリシャールには
ある意味アルビオン奇襲戦は関係ないのか?
ただ王党派とつながりがある現在どう今後に影響してくるか楽しみでもあります。

No title

更新お疲れ様です。毎度楽しみに読ませていただいています。

おっ、さらっと書いていますが、エレオノールは嫁入りしたのですね。
次女が嫁入りだったので、てっきり長女は婿取りすると思っていたので意外でした。
メタ知識になっちゃいますが、ルイズの旦那(候補)が、あまり統治者向きのキャラクターでないことも考慮すると、
ヴァリエールを誰が継承するのか読めなくなってきましたね。
順当に行くなら長女の子供かなと思いますが、その子が一人前になる以前に継承の話になったら、
マジでリシャール公爵爆誕もありえるのかw

まぁ、個人的にはリシャールはセルフィーユのままで居てほしい気がしますし、そもそもヴァリエール継がなくても、
公爵になっちゃいそうな勢いでですがw

No title

初めまして、とても面白く読ませていただいてます。
じいさま方、特にルメー艦長格好いいですね。
頼りがいのありすぎっぷりがすごいです。

希望として地図に道が書いてあると嬉しいかも。
どういうルートで行ってるんじゃろう?みたいな。
時々こんがらがります。

次も期待して待ってますー

No title

久しぶりに最初から読み直しています。

エキュー金貨一枚あたり2~3万というのは少し高いような気がします。
実際流通させる場合純金は柔らかすぎるため合金として銅や銀を混ぜるのだとか。
一グラムあたり4600円くらいの相場だとすると3~4グラム位の金貨では純度が高くても1万円いかないようです。
まあ庶民の感覚では2~3万であっているのかもしれませんが。
景気の悪い国で純度が保たれているのか微妙だなーなど、錬金で稼ぎすぎだと思っていたところをそんなふうに妄想しながら読み返しています。

No title

会う人 様
 エレオノール嬢たちについては、後は欲目贔屓目でなし崩しに成ってくれるといいなあ、と思っています
 アルビオンは原作通り三年少し(アンドバリの指輪強奪から原作2巻)で一国をひっくり返すのに足る方策をあれこれ考えると、根回しの方に時間を割いて一気に畳みかけるのがよいかなと、こういう形になっております
 そこにあれやこれや、原作にない主人公の存在がどう影響するかはお楽しみと言うことで……
 都市の防衛については不戦こそが最大の防壁と、現在は王政府ありきの経済外交と使い魔の縄張りに胡座をかいている状態です
 市壁については幾度も同じ内容のご質問を戴いているので恐縮ですが、大凡の方向は決めております
 ネタバレしてでもお返事で先に話してしまうべきか、それとも本編で明かすか、作者も迷っているところですのでご理解の程を宜しくお願いします

KK 様
 原作中ではアルビオンが没落に至る道程の描写が殆どなかったので、中近世欧州の人口推移からハルケギニア各国の仮の人口を比定し、それを元に国家予算を算定して、そこから原作内の軍の規模などと比較して設定しています
 少しでも説得力を与えたいとは思いつつも、いかに大まじめにホラを吹くかが勝負のしどころだと思っています

柳太郎 様
 ちょっとだけ視点や考え方を変えるとそれまで見えてこなかったものが見えてきたりするわけで、エレオノール嬢については主人公夫婦に少しだけおせっかいさせてみました

そい 様
 アルビオン戦役は好景気と引き替えに政治問題も運んできてしまいました
 主人公にとっては諸刃の剣ですね

「」 様
 いえ、まだ嫁入りはしていませんでして、婚約がより強固な状態になった、というあたりです
 公爵家の継承者候補としては三人の娘、その婿、そして直系の孫が考えられますが、中央から身を引いたとは言え公爵本人はまだまだ元気ですのでさてどうなりますか……

「」 様
 おじさんが活躍するのは、たぶん私の無意識の産物でしょうか
 それから街道地図はあるにはあるのですが、このように概念図的な物でありまして、その上ちょくちょく見直しをしたりしていましたので「お話の裏側」には載せていません

http://blog-imgs-46.fc2.com/b/o/u/bounohito/MAP01R.png

 単位は一般的な荷馬車の速度/日ですが、急げば当然のように到着も早くなりますし、荷の重さや引き馬の数にも左右されること、他にも道路事情や宿泊などを勘案して幅を持たせてあります
 1.0の距離が50~100リーグ(km)ぐらいに相当するでしょうか
 またトリスタニアとヴィンドボナの距離など、原作と意図的に変えてある部分もあります
 
そい 様
 本作では原作中にあるトリスタニア市民の1ヶ月の生活費は約10エキュー、と言う点を貧乏でも金持ちでもない平均的な市民の生活費(≒賃金)と受け止め、これを現代日本の20~30万円に相当すると評価しています
 また、エキュー金貨の価値設定については、中近世欧州をモデルに金銀交換比を凡そ1:15としました(=品位900で3.45gの1エキュー金貨1枚に対して品位500で1.00gの1スゥ銀貨100枚で等価)
 上記の二点から金の価格を逆算すると、純金1gが凡そ6500~10000円弱となりますね
 この逆算というものがまた厄介の種でして、現実の大航海時代以前の中近世欧州では後代になるほど安くはなりますが、労働者の生活費を基準とする比定で純金1gが凡そ2~5万円(もっと高いとする資料もあります)、新大陸より金銀が流入して以後はその価値が半減と、幅がある上に変化量も大きく、どこに設定しても「当たらずと言えど遠からず」となってしまいますので、このあたりに落ち着かせました
 また、原作中の新金貨の価値が旧金貨に比べて低いことから改鋳は行われているようですが、同時に市場がそれらに敏感であることも受け取れます

 本作中の『亜人斬り』の1000エキューについては、原作一巻のデルフリンガー購入の場面より、「どんなに安い大剣でも200(普及品なら200で買える)」「名工の逸品を2000で売りつけたい/1000で売ると大損」「(売り口上としてであっても)名剣なら城と同じ価値」として、二つ名が付く程の大剣なら1000エキューで売れるものと設定しました
 それが2~3日に一本作成できるのは主人公の現代知識による後押しがあってこそですが…
 剣や胸甲などの製作時間は錬金による短縮が大きいですが、価格の方は中近世欧州の武器防具、軍艦などの価格の情報を収集してそれを利用しています
 ご参考までに……時期によるばらつきはありますが、中世後期では概ね中口径以上の砲>軍馬>甲冑≧(>)小口径砲>剣>銃となっていたりします



みなさん、お返事遅れてごめんなさい

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