ハルケギニア南船北竜 第七十一話
園遊会からの流れに一段落つきました
次話以降は展開の細部を見直したいので、少し遅れるかもしれません
あと、試験的に改行幅を修正しました
見やすくなっているはずですが、もしも見づらくなっているという方がいらっしゃいましたらご一報下さいませ
第七十一話
目次
第七十一話(携帯用)
目次(携帯用)
以下にお返事など↓
次話以降は展開の細部を見直したいので、少し遅れるかもしれません
あと、試験的に改行幅を修正しました
見やすくなっているはずですが、もしも見づらくなっているという方がいらっしゃいましたらご一報下さいませ
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>園遊会の話はこれで一段落でしょうか?アルビオンの王族と顔繋ぎが出来たのが一番の収穫でしょうか。ウェールズとはこれからも仲良くして気の置けない間柄になってくれると楽しそうですが、さて。しかし相変わらずリシャールは政治的にも領地的にも綱渡りで大変そうですな。彼は将来を見越して今から胃を労わるべきかもしれません。(笑 そういった毎回苦労しているリシャールを見ると、アンリエッタの能天気さが目に付きますね。まだ大きく目立ってなさそうですが、アンリエッタに贔屓されてる感じですし、その内自国の貴族あたりが足引っ張りそうですよね。そう考えると彼女は短期的に見てリシャールの不利益になりそうな事ばかりやってるイメージが。せめてもうちょっと経済的にも政治的にも力がついてからにしてやれよ、と思わなくもありません。(苦笑 私生活で色々と大変そうですが、ご自愛ください。それでは今回も長文失礼しました。
アンリエッタを他と変わらぬ14歳の少女として見るか、次期王位継承者として見るか
この視点の違いと、もう一つ、彼女をどうしたいのか、どうあって欲しいのかでかなり評価が分かれるところですね
次期王位継承者としては見ていても、甘い汁を吸おうと考えるならば、親政が可能なほどに育て上げられてはたまったものではないでしょうし……
天衣無縫なところもかわいいと思いますが、それだけでは済まされないこともまた王族の一つの義務なのだと、上手く彼女に気付かせてあげたいところですね
>園遊会も終わり領地へ帰るリシャールですが、オマケ(爆)でアルビオンの皇太子殿下がついてきました。原作にない出会いと行動の結果が、対レコンキスタ戦でどうでるのか?戦力としてのセルフィーユはたいして役に立たない?と思いますが、人の気持ちはほんのちょっとのことで変えられます。名誉ある死ではなく生き延びるために屈辱に耐える方法をウェールズには選んでほしいものです。領地の開発ですが「養蜂」はおこなってないのでしょうか?テレビで見た(爆)レベルの知識ですが、「巣箱」を蜂が巣作りしそうな場所に設置する・採集方法として手回しの「遠心分離機」を使う・もとから栽培しているハーブ畑(シュレベールに)を作って「ブランド化」(セルフィーユの蜜)。普通に蜂蜜が流通しているので、シュレベールの副業のひとつとしてどうでしょうか?
アルビオンが今後暗雲立ちこめることになることは原作からして確定していますが、どこまで介入することになるかは、今後の物語をお待ち下さい
養蜂については特に考えてはいませんでしたが、物語内ではこれまでも比較的手に入りやすい甘味料の一つとして扱っています
抜けがあったらごめんなさい
アンリエッタを他と変わらぬ14歳の少女として見るか、次期王位継承者として見るか
この視点の違いと、もう一つ、彼女をどうしたいのか、どうあって欲しいのかでかなり評価が分かれるところですね
次期王位継承者としては見ていても、甘い汁を吸おうと考えるならば、親政が可能なほどに育て上げられてはたまったものではないでしょうし……
天衣無縫なところもかわいいと思いますが、それだけでは済まされないこともまた王族の一つの義務なのだと、上手く彼女に気付かせてあげたいところですね
>園遊会も終わり領地へ帰るリシャールですが、オマケ(爆)でアルビオンの皇太子殿下がついてきました。原作にない出会いと行動の結果が、対レコンキスタ戦でどうでるのか?戦力としてのセルフィーユはたいして役に立たない?と思いますが、人の気持ちはほんのちょっとのことで変えられます。名誉ある死ではなく生き延びるために屈辱に耐える方法をウェールズには選んでほしいものです。領地の開発ですが「養蜂」はおこなってないのでしょうか?テレビで見た(爆)レベルの知識ですが、「巣箱」を蜂が巣作りしそうな場所に設置する・採集方法として手回しの「遠心分離機」を使う・もとから栽培しているハーブ畑(シュレベールに)を作って「ブランド化」(セルフィーユの蜜)。普通に蜂蜜が流通しているので、シュレベールの副業のひとつとしてどうでしょうか?
アルビオンが今後暗雲立ちこめることになることは原作からして確定していますが、どこまで介入することになるかは、今後の物語をお待ち下さい
養蜂については特に考えてはいませんでしたが、物語内ではこれまでも比較的手に入りやすい甘味料の一つとして扱っています
抜けがあったらごめんなさい
No title
更新お疲れ様です。
ウェールズのセルフィーユ領訪問も無事に終わったようですし何よりです。
そして高純度の刃鋼を大量生産できる事を利用して、着実に性能の底上げを行ったマスケット銃やカノン砲・榴弾砲・臼砲がとうとう姿を現し始めましたね。
アルビオン王国に一部銃砲類を提供したようですがレコン・キスタでガリア王国へ流出する可能性が一挙に増したような気が……。
セルフィーユ製の高純度刃鋼がなければセルフィーユ印の製品には劣るでしょうが、それでもエルフの技術が加わったら厄介な事になりそうです。
まぁこれも読者という神の視点から見ているから言える事でリシャールには解らない事ですからね~。
これからリシャールはまた内政に戻るのかな。
政治的に危険が近づいたら有力伯爵家である祖父や義父にあたる王家の藩屏ラ・ヴァリエール公爵に守ってもらえるでしょうし、戦争が近づいてきたら領土の防備強化も含めて援軍や防御施設建設の為のメイジを支援に送ってくれるでしょうから緊張感を持ちすぎる必要もないですしね。
それでは次回の更新もお待ちしております。
ウェールズのセルフィーユ領訪問も無事に終わったようですし何よりです。
そして高純度の刃鋼を大量生産できる事を利用して、着実に性能の底上げを行ったマスケット銃やカノン砲・榴弾砲・臼砲がとうとう姿を現し始めましたね。
アルビオン王国に一部銃砲類を提供したようですがレコン・キスタでガリア王国へ流出する可能性が一挙に増したような気が……。
セルフィーユ製の高純度刃鋼がなければセルフィーユ印の製品には劣るでしょうが、それでもエルフの技術が加わったら厄介な事になりそうです。
まぁこれも読者という神の視点から見ているから言える事でリシャールには解らない事ですからね~。
これからリシャールはまた内政に戻るのかな。
政治的に危険が近づいたら有力伯爵家である祖父や義父にあたる王家の藩屏ラ・ヴァリエール公爵に守ってもらえるでしょうし、戦争が近づいてきたら領土の防備強化も含めて援軍や防御施設建設の為のメイジを支援に送ってくれるでしょうから緊張感を持ちすぎる必要もないですしね。
それでは次回の更新もお待ちしております。
No title
美人の嫁さんを他人に紹介するときほど、男として鼻が高い時はなかなかないよね。
しかも寝顔を見たりいちゃいちゃしたり、新婚さん気分うらやましいですね。
カトレアは病弱だった自分が、一家の妻として客人をもてなすということに喜びを感じていると読めました。
むしろ、彼女は今まで仙人のような浮世離れした生活をしてきた以上、ようやく地に足を着いた喜びに目覚め始めているのかもしれませんね。
そして、久しぶりの商売の種をがっちりつかむとか、流石は主人公。
しかも寝顔を見たりいちゃいちゃしたり、新婚さん気分うらやましいですね。
カトレアは病弱だった自分が、一家の妻として客人をもてなすということに喜びを感じていると読めました。
むしろ、彼女は今まで仙人のような浮世離れした生活をしてきた以上、ようやく地に足を着いた喜びに目覚め始めているのかもしれませんね。
そして、久しぶりの商売の種をがっちりつかむとか、流石は主人公。
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No title
>会う人 様
大砲は、もう少し先になりますが、そろそろ準備が出来るかと思います
パート分けしているわけではないのですが、主人公が領地にいるとどうしてもそちらの描写が多くなってしまいます
今後も主人公は借金を返しつつ街道の整備を行っていくことになりますが、なるべく余裕を持たせられるように諸事を片づけていくことになります
>sin 様
かなり薄い描写にとどめましたが、カトレアの喜びは正にその通りです
普通の生活への憧れもひとしおな彼女のこと、これからもその喜びをかみしめていくことになるでしょう
銃の売り込みについては、とある商品を参考にしたのですが、普及価格帯でそれまでの高性能品とされていた性能の品物が市場に出回るとどうなるのかを考慮して描写していく予定です
>管理人のみ閲覧できます
ご指摘の内容について改めて考えてみましたが、思うところを書かせていただきます
傭兵に於けるコボルド鬼の相場(40スゥ)について、逆説的な論法になってしまいますが、メイジや名のある手練れの傭兵ではない、平の傭兵の年収とはどのような物かを考えてみた時に、
1)特殊技能を持たない平民傭兵が得る収入が下級(ドット)の傭兵メイジを上回ることはなく、下級(ドット)の傭兵メイジの収入が下級貴族の収入を上回ることもない
2)領軍で雇用されている兵士と比べて、一時金は大きくとも年収ベースでは似たり寄ったり
との前提で書いています
これは当初より決めていたことです
害獣退治を基準に、3~4名の傭兵にて1日の任務で十数匹のコボルド鬼を討伐した場合に、一人当たりの報償額が定職に就いている平民(≒兵士)の日給の3倍から4倍程度になるようにと調整したことを思い出しました(本編でのメイジを含む領軍兵士一個分隊という過剰な部隊編成は、初陣であるリシャールの護衛に重きをおいています)
亜人の出現頻度一つをとっても揺らぎの幅が大きく、第四話本文中の「普段の生活の全てをそれらで賄わなくてはならないから」が拙かったのかと思いますが(隊商の護衛などはともかく、流石に長期に渡って仕事がない場合は、傭兵としてではない肉体労働などの日雇いで糊口をしのぐことはあると思います。もしくは、野盗などの犯罪行為等も考慮します)、領軍兵士の給料(≒平民)と比較して考えるとこの金額あたりが妥当であると考えます
お書きになられている装備品のメンテ、装備品の破損リスクなどは、100エキュー(都市部の平民の平均的な年間生活費よりも安い)も出せばデルフリンガーのような中古の剣が買えることから、毎年買い換えるような物ではないにしろ、数年に1本消費すると考えても十分かと思います
医薬品などは自弁するにしても、領軍や王軍の兵士でさえ怪我の補償があるかどうか怪しく(その場での治療ぐらいはするかもしれないでしょうが、その後については雇用側の気分次第かと思います)、兵士は使い捨て感覚ではないのかとさえ思われますので、これも同様に扱うべきかと考えます
貴方の仰るコボルド鬼2エキューという討伐報償についても、私とは別のアプローチから導き出された説得力のあるものであると思いますが、同時に当ハルケギニア南船北竜にはやはり高すぎると思えました
原作では今後も傭兵の給与まで描写されることは無いかと思われますので答えの出せない問題ですが、このあたりは私の「ゼロの使い魔」に対しての世界観把握と、描写の方向性のあり方とも絡むかと思います
例えばお金の絡む描写については、シュヴァリエ(下級貴族)の年収500エキューと都市部に於ける平民の年間生活費120エキューという原作に明記された大前提は動かせませんが、それ以外は各SS作者様、読者様のアプローチの仕方によって大きく変わってくる部分でもあり、私もかなり楽しませていただいております
これらの差が、各SS作者様の書かれる作品のハルケギニアの世界観に対するスタンスの差であり、味付けにもなっているものと思います
また幾らか気になったので改めて調べてみましたが、中世ヨーロッパ傭兵の中でも、専門技能職ではない槍持ち傭兵の給与は、同時代の、商館の幹部ではない中堅労働者と比べても安いようです
しかし、騎兵や砲兵などの専門職の給与はその数倍、隊長職に至っては数十倍であり、相当な給与の差があることが伺えます
そのままハルケギニアの傭兵事情に当てはめるわけにもいきませんが、メイジの傭兵と、平民の傭兵でも技術を持つ者と持たない者では、それぞれかなりの差を出すべきかもしれません
第五話については次回の差し替え時に修正いたします
大砲は、もう少し先になりますが、そろそろ準備が出来るかと思います
パート分けしているわけではないのですが、主人公が領地にいるとどうしてもそちらの描写が多くなってしまいます
今後も主人公は借金を返しつつ街道の整備を行っていくことになりますが、なるべく余裕を持たせられるように諸事を片づけていくことになります
>sin 様
かなり薄い描写にとどめましたが、カトレアの喜びは正にその通りです
普通の生活への憧れもひとしおな彼女のこと、これからもその喜びをかみしめていくことになるでしょう
銃の売り込みについては、とある商品を参考にしたのですが、普及価格帯でそれまでの高性能品とされていた性能の品物が市場に出回るとどうなるのかを考慮して描写していく予定です
>管理人のみ閲覧できます
ご指摘の内容について改めて考えてみましたが、思うところを書かせていただきます
傭兵に於けるコボルド鬼の相場(40スゥ)について、逆説的な論法になってしまいますが、メイジや名のある手練れの傭兵ではない、平の傭兵の年収とはどのような物かを考えてみた時に、
1)特殊技能を持たない平民傭兵が得る収入が下級(ドット)の傭兵メイジを上回ることはなく、下級(ドット)の傭兵メイジの収入が下級貴族の収入を上回ることもない
2)領軍で雇用されている兵士と比べて、一時金は大きくとも年収ベースでは似たり寄ったり
との前提で書いています
これは当初より決めていたことです
害獣退治を基準に、3~4名の傭兵にて1日の任務で十数匹のコボルド鬼を討伐した場合に、一人当たりの報償額が定職に就いている平民(≒兵士)の日給の3倍から4倍程度になるようにと調整したことを思い出しました(本編でのメイジを含む領軍兵士一個分隊という過剰な部隊編成は、初陣であるリシャールの護衛に重きをおいています)
亜人の出現頻度一つをとっても揺らぎの幅が大きく、第四話本文中の「普段の生活の全てをそれらで賄わなくてはならないから」が拙かったのかと思いますが(隊商の護衛などはともかく、流石に長期に渡って仕事がない場合は、傭兵としてではない肉体労働などの日雇いで糊口をしのぐことはあると思います。もしくは、野盗などの犯罪行為等も考慮します)、領軍兵士の給料(≒平民)と比較して考えるとこの金額あたりが妥当であると考えます
お書きになられている装備品のメンテ、装備品の破損リスクなどは、100エキュー(都市部の平民の平均的な年間生活費よりも安い)も出せばデルフリンガーのような中古の剣が買えることから、毎年買い換えるような物ではないにしろ、数年に1本消費すると考えても十分かと思います
医薬品などは自弁するにしても、領軍や王軍の兵士でさえ怪我の補償があるかどうか怪しく(その場での治療ぐらいはするかもしれないでしょうが、その後については雇用側の気分次第かと思います)、兵士は使い捨て感覚ではないのかとさえ思われますので、これも同様に扱うべきかと考えます
貴方の仰るコボルド鬼2エキューという討伐報償についても、私とは別のアプローチから導き出された説得力のあるものであると思いますが、同時に当ハルケギニア南船北竜にはやはり高すぎると思えました
原作では今後も傭兵の給与まで描写されることは無いかと思われますので答えの出せない問題ですが、このあたりは私の「ゼロの使い魔」に対しての世界観把握と、描写の方向性のあり方とも絡むかと思います
例えばお金の絡む描写については、シュヴァリエ(下級貴族)の年収500エキューと都市部に於ける平民の年間生活費120エキューという原作に明記された大前提は動かせませんが、それ以外は各SS作者様、読者様のアプローチの仕方によって大きく変わってくる部分でもあり、私もかなり楽しませていただいております
これらの差が、各SS作者様の書かれる作品のハルケギニアの世界観に対するスタンスの差であり、味付けにもなっているものと思います
また幾らか気になったので改めて調べてみましたが、中世ヨーロッパ傭兵の中でも、専門技能職ではない槍持ち傭兵の給与は、同時代の、商館の幹部ではない中堅労働者と比べても安いようです
しかし、騎兵や砲兵などの専門職の給与はその数倍、隊長職に至っては数十倍であり、相当な給与の差があることが伺えます
そのままハルケギニアの傭兵事情に当てはめるわけにもいきませんが、メイジの傭兵と、平民の傭兵でも技術を持つ者と持たない者では、それぞれかなりの差を出すべきかもしれません
第五話については次回の差し替え時に修正いたします
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No title
いつもありがとうございます
貴方の仰る、「戦は頻繁ではないので年間生活費120エキュー+年間装備維持費200エキュー(オーク鬼相手だと倍位は覚悟かも)で最低320エキュー」は、必要となる経費を賄える収入を推定なさり、そこから導き出されたお答えかと思いました
前回書かせていただきましたように、私は逆に平民の収入がどの程度かを推定し、そこに当てはめる形で傭兵の収入を導いています
ですので、南船北竜には高く思えますが、この差は出て当然だと思います
それからコボルド鬼らの脅威度も、仰るようにそれほど高くないと考えています
貴方の仰る、「戦は頻繁ではないので年間生活費120エキュー+年間装備維持費200エキュー(オーク鬼相手だと倍位は覚悟かも)で最低320エキュー」は、必要となる経費を賄える収入を推定なさり、そこから導き出されたお答えかと思いました
前回書かせていただきましたように、私は逆に平民の収入がどの程度かを推定し、そこに当てはめる形で傭兵の収入を導いています
ですので、南船北竜には高く思えますが、この差は出て当然だと思います
それからコボルド鬼らの脅威度も、仰るようにそれほど高くないと考えています
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